持続可能なコミュニティを目指して

2021/09/14

まず、お礼

DuNo のアカウント先行登録が開始されました。ここまで来られたのも応援してくださる皆様のおかげです。

また、支援してくださる方も増えており、非常にありがたい限りです。まだ実際のコンテンツを出せていない以上は一方的に頂くだけというのは申し訳ない気持ちがありますが、早く恩返ししたいという気持ちをもって開発に取り組んでいきます。

DuNo の目標について

ところで、DuNo の開発を通して達成したい目標というのはいくつかあるのですが、今回はアカウント登録開始と関連した話題として、「持続可能なコミュニティの創出」という1つの目標について語らせてください。

持続可能なコミュニティとは?

簡単な説明

もちろんこれは私が勝手に言っている造語ですが、簡単に言えば「開発者不在になったとしても、ユーザーがコンテンツを生み出すことにより、半永久的に成り立つ」コミュニティのことです。

分かりにくいかもしれないので例を挙げれば、例えば Minecraft です。公式による開発は続いていますが、そもそもゲーム自体がプレイヤーにモノ作りをさせるものであること、そしてMOD開発などによりユーザーだけでいくらでもコンテンツを拡充できることから、もしも開発が終了したとしても遊ぶ人はいなくならないと思います。こういうのが「持続可能なコミュニティ」です。

あと分かりやすい例でいえば東方とかもそうです。もし新作が出なくなっても、二次創作はなくならないだろうし。

具体的に、どういう機能で実現するか?

さて、以上2つの例を挙げましたが、正直それぞれの原作者が意図して「持続可能なコミュニティ」を作ったかどうかは私にはわかりません。

まあ、意図してないような気がするが……その真偽はともかくとして、私は凡人なので意図せずに作り上げてしまうような真似はできませんし、どういう方向性で開発・運営していけばそれを達成できるのか、ということを理論的に・地道に考えるしかありません。

ということで、現状は DuNo にどういう機能を付ければいいのかということを日々考えて、そういう機能を実装するための下地を開発している段階になります。その実装予定の機能について改めて紹介。

楽曲投稿と譜面制作

まあ音ゲーって基本的なシステムがしっかりしていれば、後は曲と譜面の供給さえ滞らなければある程度長く続くと思うんですよ。でも、そういったものを開発者だけで用意するのは時間がいくらあっても足りません。

ですから楽曲を投稿していただき、それに対して他のユーザー(作曲者自身でもいいのですが)が譜面を自由に製作して投稿できる、というシステムを、全ての方に使いやすい形で実装することが先決だと思います。

もちろんゲームの面白さや、どういう譜面が作れるのか(自分で言うのもなんですが、譜面制作機能の自由度が半端ないので初めは戸惑われるかもしれません)といったことを知っていただくために、最初にこちらである程度曲と譜面を用意してはいるのですが、それはあくまでも起爆剤というか、あくまでもマッチの火でしかないのであり、主役はユーザーの方のクリエイティビティだと考えています。

大会の開催機能

コミュニティとして盛り上がるためには、やはり音ゲーだと他人と競ったり、その結果について仲間とあーだこーだ話すっていうのが必要だと考えています。

それについては、ゲームとしてある程度の人気が得られればユーザーの誰かが自発的に大会を企画したりとかはあると思いますが、例えば集計したりするのってダルいじゃないですか。

そういうダルいことが少しでも混ざってしまうと、機会損失(この場合で言えば、開催されるはずの大会が開催されない → コミュニティが盛り上がらない → ひいてはコミュニティの「持続不可能」化につながる。大げさかもしれないですが)になりかねません。

ですから大会を開催するシステムも公式で提供して、めんどくさいことは自動化してしまおうじゃないかということに決めています。

で、大会を開催するためにはいろいろ設定してもらう必要があって、例えば課題曲(譜面)を選んだりとかもしていただくわけですが、ここで上で述べた譜面投稿の機能が生きてくるわけです。譜面を最初からデータベースで管理しているので、そのデータを使えば大会の課題譜面設定とか、そういう別の部分を開発するのもやりやすいので。


それ以外にも色々と実装する機能に関する構想はあります。特に大切なのは迷惑行為やチート行為を正しく処分できるようにするとかですが、そういったことにも挑戦していこうと思います。有名なゲームでも問題になることですから、私などができるのかと思いますが、普段ついつい他の作品にこの点で文句を言ってしまうからには自分でも大変さを理解していきたいです。

ともかく DuNo の開発においては、ユーザーの「作りたい」とか「企画したい」という気持ちを踏みにじることのないように、便利な機能を充実させることを念頭に置くことで、需要が増えたとしてもそれに合った供給がされるようにし、飽きられないようにすることを目指しています。

持続可能なコミュニティを作りたい理由

持続可能なコミュニティを作りたくて、そのための具体的な策について話してきましたが、じゃあなんでそれを作りたいのかというお話。

憧れがあるから

まあ結局はこれなのですが、私はそういった(私の定義で)持続可能なコミュニティとなっているマイクラとか東方とか、そういうコンテンツに対する憧れがあります。そういうコンテンツを私も生み出したいっていうのが一番の動機です。

だって、自分の作った世界が半永久的に認められて人々の中に息づいていくのって素晴らしいと思うんですよ。たとえ自分が死んだとしてもそれは変わらないわけです。そういう多くの人々に影響を与えることができたり、生きた証を残したり、ってことに憧れます。

新機能の開発等、私しかできないことに注力できるから

もちろん憧れだけでやってるわけではなくて、現実的なメリットもあります。

楽曲を集めたりとか譜面制作、また大会の開催などは公式でももちろん行っていく予定ではあります。が、ユーザー主体でコンテンツが増えていくようになれば、そういったものに時間を割くのはほどほどにして、もっと新しい機能の追加とかに時間が割けることになります。

何せ、ゲームの開発もWebの開発も孤軍奮闘で行っているわけです。あっちをやればこっちの開発は1秒たりとも進みません……。そのようなときに、ユーザーの方々の間で需要と供給を満たして楽しんでいただける状態が作れているのであれば、こちらとしても安心して新機能の追加などに時間を使って、着実に理想に近づいていけるようになるはずです。

DuNo の引き継ぎ(!?)に関して

最後に、自分でここまでの文章を書いていて突っ込みどころを見つけたので弁明させていただきます。

私が持続可能なコミュニティを作り上げたとしましょう。しかし、死んだらどうするんだという話です。サーバーの運営とかを誰かが引き継ぐことができなければ、真に持続可能とは言えません。

遠い将来の話になりますが、そういうことも滞りなく行えるように作るつもりです。

例えば、DuNo に関係するあらゆるソフトウェア(ゲーム本体や、この DuNo.jp 自体)は、私がTwitterの更新をしなくなってから一定期間経過したら自動的にGitHubで公開するようにしておこうかと思います。まぁ、某有名漫画の探偵(死んだら一定期間後に知らせる)みたいなイメージですね。

このサーバーにあるデータ(ユーザー情報や譜面、楽曲、リザルトなどもろもろ)はどうするのかというと、DuNo.jp からAPI(つまり外部の、他人が作ったソフトウェアと連携して、情報を与えたり受け取ったりできる機能です)を提供して、そこから引っ張ってこられるようにしたいと思います。

つまり、私を継ぐ者が自分で新しい DuNo のサーバーを立ててくれれば、そこに皆さんがログインするときに、元の DuNo アカウントと連携するようにユーザーに認証してもらえば、データの引き継ぎまで問題なく行っていただけるというわけです。

もちろん、まだ DuNo は始まっていませんし、このようなことを考えるよりも実際の開発のほうが先になるわけですが……将来的に、実際に持続可能なコミュニティの創出を達成できたあとに、そういうことまでできれば初めて完璧といえます。

そんなことまで真面目に考えているんだぜ~という参考までに書きました。

最後に

こんな長文を読んでくださって感激です。

このゲームの開発は長期にわたっており、こういうものを作りたいという理想がついつい膨らんでいってしまいます。1つのテーマに関しての文章でもこれなのですから、語りつくそうと思ったら一体どれだけかかるか分かりません。

しかし、語るのもほどほどにして、どんどん手を動かして開発し、形にしていこうと思います。元気に頑張るので応援してくれ~!